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齊藤京子Lemino特番「わたしには、まだ夢がある」感想。彼女には嘘がない

2024年4月5日に開催される卒業コンサートをもって、きょんこ(齊藤京子さん)が日向坂46から卒業します。その特番としてLeminoで放送された「わたしには、まだ夢がある」はかつて放送された「セルフ Documentary of 日向坂46」を彷彿とさせるとても丁寧な作りの番組でした。

グループをけん引する一人だったと言っても決して大げさではないくらいの存在感を放っていた彼女が何を考え、何を思っていたのか。卒業コンサートを控えた今、ネタバレに配慮しつつ番組の感想を踏まえながら改めて彼女の魅力を語っていきたいと思います。

 

齊藤京子Lemino特番に見る夢への意識

彼女は度々「夢が叶った」と夢について語ることがあり、そういったシーンを今までの活動でも度々目にしてきました。メッセージアプリ内ではその事について触れることもありましたが、こうして公の場でここまでしっかり語ったのは今回が初めてだったのではないでしょうか。

歳を取るにつれ自分の身の程を知り、現実を目の当たりにすることで未来に対して期待しなくなっていきがちです。また、想像力も悪い意味で発達してしまうため、いつしか夢を見ることも口にする事もなくなっていくのが普通といえます。

そんな中、齊藤京子という人はひたすらに自分の可能性を信じ、夢について熱い気持ちを持ち続けていました。そしてその熱はグループに伝播し、多くのメンバーにいい影響を与えていたように感じます。

また、一つずつ夢を叶えていくその姿はきょんこいず(きょんこファンの総称)はもちろん、多くのおひさま(日向坂46のファンの総称)の心を動かし、目が離せない存在として輝き続けていました。だからこそファンは彼女の活動を熱を持って応援していたのではないでしょうか。

番組ではそんなきょんこの夢に対する向き合い方について、かなり深いところまで聞いてくれていました。

 

齊藤京子Lemino特番に見る冷静なキャラクターとプロフェッショナル性

きょんこというと時に突飛な発言をして場をかき回したり、やりたいことを有言実行させるカッコ良さだったり、センターになった時に制服が千切れるほど頑張ると言い放つほどの熱さを持っていたり。どちらかというと計算というよりは強い感情をもってして行動に移すタイプのようにも見えます。

もっとも、メッセージアプリではその一面が垣間見えていたのですが、実はしっかりと考えて何がグループや自分にとって良いのか、きょんこいずが喜んでくれるかを常に考えているようなタイプなんですよね。

それがこの特番では色濃く出ていて、ここまで俯瞰でグループや自分の事を見ていたのかと、その冷静さに驚かされました。やはりアイドルである前に一人の人間である以上、自分を優先したいと思う瞬間があってもおかしくはありません。それが齊藤京子という人は常にグループにとって何がベストかを考えていて、そこに向かって全力で取り組んでいたんですよね。

この冷静さとプロフェッショナルな一面は本当に格好良いですし、ここまでプロデュース能力が高いのであれば将来的に彼女が手掛けるアイドルグループとかも見てみたいなと思わせてくれました。

 

初めて語られた齊藤京子の卒業理由

私がきょんこの卒業発表を聞いた時に思ったのは、きっとアイドルとしてできることはもうやり尽くして次のステップに進みたくなったからなんだろうな、という漠然としたものでした。ソロでの活躍もめざましく、少し前までは一匹狼のイメージが強かった彼女が後輩メンバーと人狼をしたり、かき氷を食べに行ったりしている姿をよく見せてくれていたので何となく覚悟していた人も多かったのではないでしょうか。

特番では決意に至るまでの心のうちをかなりしっかり語ってくれていて、これまでのきょんこの活動を追っていた人はかなり腑に落ちたというか、納得できたのではないかなという印象です。

また、卒業理由に付随して日向坂46になってから初のセンター曲である「月と星が踊るMidnight」についての想いも語ってくれていたのですが、それを聴いた上でこの曲を聴くとまた違った感情を抱くはずです。

 

齊藤京子の卒業後の進路と可能性

卒業後の進路について明言はしていませんでしたが、この番組ではどうなっていきたいのかについてもしっかり語られていました。

きょんこというとまず第一に思い浮かべるのは「歌唱力」という人も多いのではないでしょうか。メンバーも聴いていて思わず涙するというほど高い歌唱力と表現力を持っており、筆者も2回ほどソロ歌唱を生で聴く機会がありましたが会場を掌握するその雰囲気に圧倒されたのをよく覚えています。

また、冠番組であるキョコロヒーのイメージも強いですし、頭に浮かぶのはバラエティで活躍している姿という人もいるかもしれません。変に取り繕わず、飾らずに真っすぐな言葉を放つからこそ、時にそれが爆発的な笑いを生む。筆者が日向坂46に興味を持つきっかけになった一つもきょんこの「お客様は常識を知っていますか?」という強烈な一言でしたし、これからも同様の活躍を見せてくれるでしょう。

DASADAやボーダレスを経て泥濘の食卓では単独主演を務め、恋愛戦略会議でもメインの一人を演じるなどここ数年の女優業での活躍から、頭に浮かぶのは女優としてという人もいるはずです。DASADAでは圧の強いキャラクターを演じ、ボーダレスではミステリアスな、泥濘の食卓ではどこか異常性のあるキャラクターを見事に演じ分けていましたし、恋愛戦略会議では恋に臆病な女性を演じきっていました。

 

このように齊藤京子という人は「歌」「バラエティ」「女優」でそれぞれ非凡な才能を発揮しており、卒業後はどの分野に行くのか、ハッキリとした確信をこれまで得られなかったのではないでしょうか。

この点についても特番ではしっかりと語られており、グループを卒業してソロとなった彼女がこれからどんな活躍を見せてくれるのか、寂しさはあるもののその無限の可能性にワクワクした人も多かったはずです。

 

おわりに

この番組は1時間という限られた中でかなりしっかりときょんこについて語られており、見る前と見たあとでは彼女に対する印象が大きく変わるかもしれません。

これまでどういった想いで活動してきていたのかを深く知ることができますし、それを受けてこれからどうなっていくのかということに対して想いを馳せるきっかけになるはずです。

卒業コンサートに行く、または配信を見る予定があるなら、その前に見ておくことを強くお勧めします。

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