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これから配信はじめます1話感想。加藤史帆の女優としての表現力

3月8日、テレビ東京系「これから配信はじめます」にとしちゃん(加藤史帆さん)が出演しました。

ビール片手に配信をする様子が事前告知で流れており、ファンの間ではその姿が話題になっていましたが、今までにない役柄だからこそ期待感も大きかったように思います。

これまでにも演技の仕事をしており私もいくつか拝見していますが、今まで演じてきたキャラクターとはまた違った役柄で、それをどう演じてくれるのかとても楽しみでした。実際のところどうだったのかを含んだ感想と、としちゃんの女優としての魅力について語らせていただきます。

これから配信はじめます第1話の感想【ネタバレあり】

このドラマは言いたい事を好きに言えず内に溜め込む美緒がメインのお話でした。オムニバス形式となっているようなので全4回で主人公が代わっていくみたいですね(第2話がとしちゃんメインの回のようです)。

色々なしがらみからはっきり自分の思っていることを相手に伝えられず、どんどんストレスだけがたまっていくというのは誰しも経験していることだと思います。仲がいいから何でも話せるわけではなく、むしろ仲がいいからこそ気を使う事もある。

逆に、顔も知らない見ず知らずの人であれば後腐れもないし、嫌われるとか好かれたいとかそういうことも無いため、配信を通じて赤の他人に話すことで楽になれることもある。これは現代ならではの切り口というか、実際にあり得そうな話だなと感じました。

 

美緒がとしちゃん演じるかすみの配信を見て、実名じゃないからこそキツイ言葉を投げかけてしまうというのも現実問題としてよくある話ですよね。この延長にSNSでの誹謗中傷などがあり、ドラマとはいえとしちゃんに対してのキツイ言葉は見ていてちょっと悲しくなってしまいました。

言いたい事が言えるのがここだよ。黒白パンダさん大丈夫?一人で抱えるの辛いんじゃない?

自身に投げかけられた心ない言葉に対してこう返せるのは余裕がないと難しいですよね。彼女にも何やら暗い過去というか黒歴史のようなものがあるみたいなので、そこに至れるまで色々あったんだと思います。第2回で明らかになりそうなので今後が楽しみですね。

 

なお、本作は実際にある配信アプリPocochaが制作協力をしており、連動してキャンペーンが実施されています。その一環としてドラマの役として配信をするという試みもあるとよりドラマを楽しめそうですよね。

かすみとして配信をするとしちゃんというのは違った一面が見られそうなので、ぜひやってみて欲しいです。

 

ドラマに見る加藤史帆の演技力

これまでとしちゃんが出演した演技の仕事のうち、私が拝見したのは「DASADA」「死幽学旅行」「これから配信はじめます」の3作品です。

DASADAでは高頭せれなという役柄を演じていましたが、第一印象はどちらかというとマイナスで、高飛車で嫌な感じのキャラクターなのかなと見ていて思ったのをよく覚えています。しかし、物語が進んでいくうちにそれが大きな勘違いで、ただ見栄っ張りなだけの根はやさしい女の子だった。そんな役柄を見事に演じきっていました。

他方で、死幽学旅行ではせれなとは全く違う役柄で、真面目で大人しくてクラスの中心というよりは、どちらかというと目立たずにいるほうという須田優希を演じていました。この作品はホラーということもあり、静かなところから感情をいきなり爆発させるシーンが要求されることもあります。ただうるさくすればいいわけではなく、臨場感のある演技が要求される中でこちらも見事に演じきっていました。

そして本作です。実際にいそうなどこか気さくというか、飾らない同姓のファンも多そうなかすみという役でしたが、余りにも自然な演技でとしちゃんが本当にそういう配信をしてるのでは?と錯覚するほどでした。

 

私が追っていただけでも多種多様な役柄ではありますが、それぞれ見事に演じ分けていてどの役もどこかリアリティがあるように感じます。カメレオン女優とでも言いましょうか、どの作品のキャラクターでも違和感なく演じられるという点を、今後もっと色々な作品を通して見てみたいですね。

配はじが今後どうなるかはもちろん、としちゃんの演じるかすみが残りの話数でどういう立ち位置となるのか楽しみです。

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